2013年03月27日

継続は力なり

西野です。
毎週火曜日は、4・5年生の算数を教えています。
算数だけでは、4年生は週に1回、80分。
5年生は週に2回、合計160分。
四谷のカリキュラムだと、家での宿題もたーくさん。
これを続けることが大事です。

今まで色んな生徒を見てきましたが、この「続ける」ことができる生徒は必ず伸びます。
単純な計算・単純な漢字練習・単純なテストの解き直し、どんな単純なことであっても、愚直に「続ける」ことで単純ではない境地までたどり着きます。

どの世界にも、一流と呼ばれる人がいます。
彼らには、絶対的な共通項があります。
それが、スポーツであっても、芸術であっても、学問であっても。

その共通項の一つが、「基本がしっかりしていること」です。


私は、一流には程遠いですが、趣味でバスケをしています。
週に1度、2時間。
程よく汗をかく程度ですが、続けています。
バスケは長く続けてきましたから、だいたい誰がどのくらい上手いかは練習を見ていれば分かります。
最も分かりやすいのは、「ドリブルのつきかた」「シュートのフォーム」「ストレッチの仕方」あたりでしょうか。
前2つはいわゆる「能力」のところ。最後は「自己管理」といったところでしょうか。
上手い人は自己管理もしっかりしています。
上手い人は、体調管理はもちろん、道具(シューズやボールなど)も大事にしています。
まぁ中には自己管理がほとんどなってなくても、ハチャメチャに上手い人もいるのでしょうが・・・。

勉強の面白いところは、「能力」をあげるためのほとんどが、「自己管理」である、ということです。
自己管理なくして、勉強の能力は上がりません。
塾の先生もそこそこ長く続けていますので、だいたい誰がどのくらい点数を取るのかも、ある程度は分かります。
今この瞬間にそれが問われるのならば、「処理力」「表現力」といった能力が、結果を左右する最大のファクターでしょう。

しかし、3年後の彼らがどのくらい点数が取れるのか。
これには「自己管理」の力が問われます。
単純な話です。
「宿題のやり方」「間違えた問題の対処の仕方」「授業の受け方」「ノートの取り方」、そういったところが大事です。
もちろん、勉強道具を大事にする、ということもそのうちの1つです。


私は、バスケと塾くらいしかコツコツ続けてきたものはありませんが、続けてきて初めて見えてきた景色があります。
「継続は力なり」
昔の人はよく言ったものだと思います。
私の場合は、良いときも悪いときも、続けてきたのは「好き」というただ1つの理由でした。

小学生の彼らの10年後、20年後にどんな成長を遂げて欲しいか。
そう考えると、やはり今の能力で左右される点数だけを見て指導するわけにはいきません。
現状に甘んじることなく、現状に悲観しすぎることなく、努力を続けること。
これが大事。

やはり、続けるには「楽しみ」が必要だと思うのです。
ワクワクしながら勉強してください。
続けてください。
きっと、今よりももっと大きな「楽しみ」が何度となく訪れますから。


もっと今の勉強が、好きになるといいな。
さ、来週も楽しみだ^^v

点数「も」大事。
西野でした。
posted by 東セミ四谷 at 02:11| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月19日

初組分けテスト!

高校受験も終了し、穏やかな春の訪れを感じております。
先日、今年度カリキュラム初の組分けテストが実施されました。

「難しかったーー」

そんな声もチラホラ聞こえてきましたが、成績を確認すると全体的には良く伸びています!
クラスがあがった子もたくさんいました。

今週の土曜日より、新クラスのテストが始まります。
気持ちも新たに、更に上を目指して頑張っていきましょう!!

また、春休みですので春期講習も随時受け付けております。
四谷大塚の学習に興味のある子、勉強に意欲のある子、勉強を得意になりたい子、ドシドシご参加ください!!

さ、新年度スタートも軽やかに、今年も頑張っていきますか!
西野でした。
posted by 東セミ四谷 at 23:03| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月10日

なぜ勉強するのか

大学の合否結果が続々と出始めてきています。
外は春の陽気。
受験生の新たな門出を、温かく見守ってくれています。

どの学年の生徒でもそうですが、子どもの成長した姿を目にすると、胸に迫るものを感じます。

この春、北海道大学への進学を決めたNくん。
中学3年生のときに、高校受験に励んでいたことを思い出します。
Nくん。
決して優等生なタイプではありませんでした。
キレは鋭いほうでしたが、すぐにおちゃらけるし、よくサボるし、たびたび注意されていたのを覚えています。
当時はもっと出来のよい生徒も多かったため、決して成績面では目立つほうではありませんでした。

そんな彼は、高校でも陸上を続けながらも、忙しい中でも自分の志をもって学習を続けたようです。
センター試験が終わった直後に校舎で再会し、短い時間の中で色々な話をしてくれました。

「陸上で心が鍛えられた。あのお陰で勉強にも一生懸命に取り組めた。」

そんな風に語ってくれました。

私は驚きを隠せませんでした。
わずか3年という月日が、あのおちゃらけた少年をここまで成長させたのかと。
いや、成長させたのは月日ではなく、おそらくNくん自身なのでしょうが。

Nくんには悪いけれど、あのとき、「こいつは合格なんてしなくてもいいな」と思ってしまいました。
私自身が直接指導していれば、そこまでは思えなかったでしょうが、あの短い会話であっても「合格なんかより大事なものを、この3年間で手にしたのだろう」と、即座に感じ取れたからです。

一生懸命に生きている人はかっこいい。
勉強とは、生き方そのものだと思う。

「結果が全て」という言葉がある。
受験で合格できなかったら、頑張ってきた意味がない、ということだろうか。
もしくは、頑張らなくても合格さえできればよし、ということなのだろうか。
そんな考えで「結果が全て」という者には、顔を真っ赤にして怒鳴りつけてやろうと思う。
精一杯頑張った結果、残念ながら不合格になり、それでもなお精一杯頑張り続けることを辞めない者への冒涜だ。
そんな人間の気高き過程を嘲笑する者を、私は決して許さない。

生ある者の全てにおける人生の結果は、「死」でしかありえない。
そうであるならば、結果が全てなんて悲しすぎる。
生きている今この瞬間こそが、輝かしい「過程」だ。
受験の合格・不合格の結果ですら、既に「過程」だ。

3月14日、公立高校の合格発表が控えています。
受験生たちは気が気でないでしょう。
指導を続けてきた我々もまた、ドキドキしながら発表の日を待っています。
近くで見守り続けてきた保護者の方も、もちろんそうでしょう。

東セミでは、受験生の多くが、受験が終了したその日から高校内容の勉強を始めています。
きっと、心には大きな不安があることでしょう。
しかし、しっかりと前を見つめて励み続ける姿を見ると、彼らの成長に胸を打たれるわけです。
そんな瞬間に出会えることは、本当に幸せです。
合格・不合格なんかよりも、その姿を貫き通すことのほうがよほど大事です。

受験生、一生懸命になった過程に胸を張ろう。
そして、なお一生懸命であり続ける今を誇りに思おう。
静かに、結果を受け入れる心構えをしておけばいい。


まだ幼い小学生たちも、ほんの少しの歳月でNくんや多くの中3生のように成長します。
勉強とは、決して得点争いではありません。
なぜ子どもに勉強して欲しいのか、決して得点争いで上位に入って欲しいからではないでしょう。

お父さん、お母さんにお願いです。
勉強を通じて身につけて欲しいこと、勉強を通じて考えて欲しいこと、絶対に伝えてください。
一生懸命になる素晴らしさを、ちゃんと教えてあげてください。

勉強とは、生き方だと思っています。
生徒たちには皆、素敵な生き方をして欲しいと願って止みません。


春の陽気が訪れ始めています。
生徒・保護者の皆様の新たなスタートが素晴らしいものになるよう、心より願っています。
我々もまた、新たなスタートを素晴らしいものにするべく、まだまだ懸命に頑張ります。

今年も1年間ありがとうございました。
また今年もよろしくお願いします(笑)

全ての受験生たちに感謝をこめて。
西野でした。
posted by 東セミ四谷 at 23:41| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする