少し前の話になりますが、「トリビアの泉」というTV番組がありました。
たまに見ながら、役に立ったりそうでもなかったり、面白かったりそうでもなかったりする情報を仕入れては、
「へぇ」
とつぶやいていたものです。
その中で、よく覚えているトリビアがあります。
もしもお時間のある方は、実践してみてください。
「壁につま先をぴったりつけると、背伸びができない。」
放送は6年前でした。
実際に壁を前にした出演者(たしか木村佳乃さん?)が
「あー、確かに無理だー」
と言っているのを見て、
私も自宅の壁につま先をつけていました。
確かに、できない。
当時、神奈川県で指導していた私は、なかなか仕事が上手くいかず悩んでいました。
文字通り、壁にぶつかていました。
足りない経験を無理に背伸びをして補おうとし、心に無理がかかっていた気がします。
そんな中、この放送を見ていたのです。
とても感動するような番組ではなかったように思いますが、思わず私は心を奪われてしまいました。
渋い声で、ナレーターがこう続けます。
「壁に直面した時は、背伸びせず、本来の自分で立ち向かって下さい」
なるほど、いいこと言うなー。
そう思いながら、その日は仕事をせずに、戸塚のスポーツセンターに行ってバスケをしました。
たまには休憩も必要!
そういう風に捉えて、次の日からの授業に笑顔で臨めるように、たっぷり睡眠もとって臨みました。
そのとき授業が上手くいっていなかったのは、授業研究が足りなかったのではなく、授業に臨むワクワクした気持ちが足りなかったのだと振り返ります。
気持ちの壁を越えたら、景色は変わって見えました。
ときに気持ちの壁が自分の前に立ちはだかります。
壁の越え方は、人それぞれ違うのかも知れませんが、
「壁に直面した時は、背伸びせず、本来の自分で立ち向かって下さい」
というメッセージは、ずいぶんと的を射ているような気がするのです。
子どもが壁に直面したときは、背伸びさせずに、地道に立ち向かわせることが大事です。
1度逃げると、クセになります。
ズルをしたり、やらずに放置したりを1度やると、2度3度繰り返してしまいます。
背伸びをせずに、しっかり地道にやる。これは子どもの仕事。
それを励ましながら見守る。これは大人の仕事。
壁に直面したとき、ぜひとも2人3脚で壁を乗り越えて欲しいと思います。
もちろん、東セミもそのお手伝いをさせてもらえれば幸いです。
新年度の授業開始が間近に迫っています。
四谷の予習シリーズを使った学習は、最初は高い壁のように見えると思いますが、
ぜひ乗り越えてみてください。
最初が肝心です。
背伸びせずに、地道に壁を登る習慣をつけられれば大丈夫です。
東セミでは、この習慣をつけるために2月は特別に1回多く授業を行います。
2/5(火)〜8(金)のウォーミングアップ授業で、予習の仕方を学びます。
ここで地道に取り組む姿勢をしっかりと養い、次週からの週テストカリキュラムの授業に臨みましょう!
西野でした。
posted by 東セミ四谷 at 21:32|
日記
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